デンマークに到着してからもう1週間が足った。
今回は私が滞在しているフォルケホイスコーレという場について紹介していこうと思う。デンマークがなぜ幸せな国と言われているかを紐解くヒントとなるのではないかな。
キーワードは「対話」「生」「多様性」
多様で異様な教育機関は、なぜデンマークには存在でき、日本にはないのだろうか。
デンマークの教育機関フォルケ・ホイスコーレ(国民高等学校)※以下フォルケ
私はいままさに、フォルケという生の空気を感じている。
- どんな学校??
- どんな人がいる??
- どんな場所にある??
- 私はここで何してる??
- フォルケってなんだ??なんのためにあるんだ??
以下wiki参照
”民衆の民衆による民衆のための成人教育機関。
デンマークの民主主義普及に大きく貢献した功績がある。
日本とデンマークでは教育システムが異なるので単純に比較はできないが、日本でいう大学の位置づけにある学校組織である。しかし大学や単科大学とは全く違い、単位や学位は取れないが、自由な雰囲気の中で自然を謳歌しつつ学べる全寮制の学校である。
特徴
”学習科目の多様性””テストの廃止””学生の自律的学習の促進”
”独立した教育内容””数ヶ月から1年のコース”
↑wikiに書いていることをまとめると、大人が行く場所、民主主義を学ぶのが目的、自由な雰囲気、全寮制、テストがない、色んな授業がある。
➡全部正解、でも実際に行ったら想像よりすごいところだった。
フォルケのここがすごい
- 授業がない
- 障害をもつ学生との自然な助け合い
- 年齢も関係ない
- 性別も関係ない
- 国籍が多様
- 自然に学びが生まれる
- 遊び場が充実している
- アクティビティが充実
- 自由な時間が長い
- デンマーク語と英語とフランス語のバースデーソング
↑内容が濃いので次回載せます
2.どんな人がいるの
私の通っているフォルケであるノーフュンスホイスコーレには、私のようなデンマークの文化を学びに来た外国人の他、学び直しに来た人、英語を学びに来た人、デンマーク語を学びに来た人、ダイエットをしに来た人、精神的疾患を持つ人、ケースワーカーの紹介で来た人等、様々。国籍もデンマーク人、ヨーロッパ諸国、アフリカ、アジア等様々で、食卓も自然と異文化交流の場になっている。
様々な事情で来た人たちが、様々な目的を掲げ、協力し合い、自分を見つめ直す場所なのだ。
3.どんな所にある??
ノーフュンスホイスコーレは、デンマーク第2の島、フュン島北西部の海岸沿いの町、ボーゲンセ郊外にあります。海沿いなので風がとても冷たいです。
デンマークはどこも田舎だと、先生方はよく言っていますが、ここもそんな田舎町の一つ、自然に囲まれており、野ウサギや馬など様々な動物を見ることができます。
近くの町までは、歩いて30分。みんな自転車を借りて町へ買い物に行きます。
寮のお隣に普通の民家があったりびっくりすることも多いです。
4.私はここで何をしているの
私は、福祉を学びにこの学校にきました。福祉といっても、デンマークの高福祉・高負担の基盤となっている考え方や、国民性や政策を感じ取るために、「世界一幸福な国デンマークの暮らし方」の著者である千葉忠夫さんが設立したこのノーフュンスホイスコーレに来たのだ。
社会福祉のクラスは週に1回で、週末には施設訪問などのフィールドワークがある。
しかし、それ以外はとっても自由だ。
私が選択授業で取ったクラスは、Yoga(ヨガ)、Green finger(野良作業)、Danish(デンマーク語)である。最後のDanishもHorse Riding(乗馬)とどっちを取るかを相当悩んだあげく、苦渋の決断で選択した。
なぜそんなに悩んだかというと、Danishはデンマーク人の学生が毎日のように教えてくれるからだ。朝昼晩の食事の時間と、食事の後のアクティビティの時間が僕にとってのデンマーク語の時間となっている。どの先生も発音にはとっても厳しくて、ちゃんと発音するまで許してくれない。でも、現地の言葉を現地の学生から習うのはとっても楽しいし、デンマーク語で話すと彼らもすごく喜んでくれる。
毎日が対話であり、学びである。フォルケの理念を私は身体で毎日感じている
※次回4/20までに更新予定
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近藤朱夏 (水曜日, 13 7月 2022 17:50)
私も行きたいです。行きたくてたまらないです。今現在派遣で住み込みのお仕事していて費用を貯めている最中です。